2022年7月8日に、安倍晋三元内閣総理大臣が暗殺された。
同氏を失った日本が、中華人民共和国の侵略を跳ね返して隣国台湾(中華民国)の独立と日本の独立を守り抜けるのか、とても心配である。
日本の近隣には、尖閣諸島を狙う癌国家であり核保有国である中華人民共和国、1945年から北方四島を不法占拠しているロシア、核保有国北朝鮮人民共和国、民主主義国家ながら史実に基づかない反日教育と反日外交をつづけるうえに1952年から竹島を不法占拠している大韓民国、と日本に害する諸国がある。
一方で、日本と利益を共通にする諸国もある。日米安保条約を締結しているアメリカ、近隣では台湾(中華民国)、G7を共に構成するアメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、EU(欧州連合)、2020年に共にクアッド(QUAD)を結成したアメリカ、オーストラリア、インド、2018年に発効した環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP、TPP11)の当事国メキシコ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア、ベトナム、ペルー、経済連携協定(EPA)を結んだEU(日EU EPA、2019年発効)やイギリス(日英EPA、2021年発効)などである。
さて、現代世界史における地政学と国際関係をクールにザックリ理解するために、今回は覇権国でも列強でもない諸国の地政学を書いていきたい。
これら諸国の地政学は、現代世界史が経験した7つの世界大戦と覇権国や列強の地政学からどのような影響を受けて独立に至ったか、という点を焦点とする。もちろん、独立を数度経験している諸国もある。
現代地政学に関する定義や前提事項について、『現代世界史とは?』『地政学とは?』『国民国家とは?』『7つの世界大戦』『7つの列強と新興国家中国』『15世紀に始まった植民地支配の拡大』『4つの古代帝国の崩壊』の順に説明をしている。興味のある方は、参考にしてほしい。

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