1783年4月8日、ロシア皇帝エカチェリーナ2世(在位1762年7月9日〜1796年11月17日)は黄金のオルド(クリミア・ハン国)を併合した。アメリカ革命戦争(ARW、1775年4月19日〜1783年9月3日)終盤のことである。
1243年の黄金のオルド(キプチャク=ハン国)建国から540年経って、モンゴル人によるルーシ人支配(いわゆるタタールのくびき)が完全に終焉を迎えた計算になる。
さらに、1721年11月2日にロシア帝国が成立(大北方戦争(1700年〜1721年9月10日ニスタット条約)の戦勝を記念してピョートル1世が皇帝に即位)していたところ、黄金のオルド(クリミア・ハン国)併合により、ロシアが名実ともにモンゴル帝国の承継国家としての地位を確立したと言える。


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