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1788-1790.8.14 第一次ロシア・スウェーデン戦争, ヴァララの和約

執筆者の写真: 四々縦七四々縦七

ロシアとデンマーク=ノルウェーが同盟関係にあったため、スウェーデンはロシアの内政干渉に苦しんでいた。


1787年に、ロシアの黄金のオルド(クリミア・ハン国)併合に反対するオスマン帝国が宣戦布告して戦争が勃発した(露土戦争(1787年〜1791年12月29日ヤッシー条約))。これを好機として、スウェーデン王グスタフ3世は「ロシア軍がフィンランドとの国境を越えてスウェーデン守備兵に攻撃を加えた」との理由で1788年にロシアとの戦争を開始した(第一次ロシア・スウェーデン戦争(1788年〜1790年8月14日ヴァララの和約))。


露土戦争との二正面作戦を強いられたロシアは本格的な攻勢に出にくく、1790年7月にスウェーデン艦隊がロシアのバルチック艦隊に勝利して(フィンランド湾の海戦)、1790年8月14日にスウェーデンの勝利で講和した(ヴァララの和約)。しかし、領土の変更はなかった。


この勝利によりスウェーデンは国際的地位を高め、かつ、1791年10月19日にフランスを仮想敵国とする(フランス革命(1789年7月14日〜1795年8月22日)は既に勃発していた)相互援助を定めた軍事同盟を結ぶことに成功した。

スウェーデン王国の国旗
スウェーデン王国の国旗


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